幅広い世代の人のウェルビーイングをサポートするオンラインサービス[ポケット保健室]を実現したい!ということで、これまであまり接点のなかった若者の声を聞くことを目的に開催するワークショップ
11月25日の午前は
からだのこと(女性・男性特有の悩み)
をテーマに開催しました
参加者はみんな「ポケット保健室」をつくる仲間、”保健委員”と呼ばせていただくことになり、名札もこんな感じ↑で作ってもらいました。
今回のファシリテーターは、長崎を拠点にコミュニティデザイン分野で活動する「つくるのわデザイン」の岩本諭さん、森恭佑さんにお願いしました。
はじめに主催の一般社団法人ヘルスサポーターズイノベーション代表の寺野幸子がご挨拶。人と会って話したり触れたりすることはとても大切だけど、オンラインの可能性も追求し続けたい!とポケット保健室開発への思いを語りました。
その後は、午前の部のテーマについて軽く導入のお話。助産師の佐藤珠美先生から「思春期から大人になる間に、心も身体も大きく変わっていく若者の悩みや不安をサポートできるポケット保健室に。」と。
その後は、「異性に生まれ変わったら何をしたいか?」などのお題をみんなで考えて、盛り上がりました。やっぱり女性からは月経にまつわる苦労話がちらほら。
続いて「もしも●●だったら」という架空のお題を3つ準備して、参加者それぞれが話したいと思うものを選んでワーク開始。自分だったらどんな行動をするか、チームでの対話は時間とともに深く、広くなっていきました。そのあと、全体でシェアタイム。
どのチームのお題も、一つの対応で完結するのではなく、これの次がこれ、それがこうだったら次はこう…と情報収集や検討、相談、協力、選択などが必要なことが分かる発表でした。総評として佐藤先生からは「今日このメンバーで集まって考えただけで、これだけの解決策が見つかるのに、なぜ、現実には解決せずに苦しんでいる人がたくさんいるのか。ポケット保健室が今足りないサポートの一部を担えるようになればいいと思う。」とのコメントがありました。
午後の部のテーマは
性のこと、心のこと(言葉にしにくい悩み)
でした
導入タイムは助産師の溝口明美さんに、「性」という言葉は色々な使われ方をしているというお話をしていただき、共通理解を深めました。相手がどんな意図でその言葉を使っているかをしっかり把握して対話することが大切だと改めて感じました。
アイスブレイクは、介護施設のスタッフ研修などでも用いられる喪失体験のワーク。ジャンケンで勝たなければ、大切なものをひとつずつ手放していかないといけません。あるのが当たり前のものを失った日々を想像するのも難しかったのですが、ワークを体験することで大切なものを大切にしたい気持ちが高まった気がします。
続いて、午前と同じく架空のお題への対応をグループごとに考えるワーク。他の人の発言を聞いて新たに気付くことがたくさんあって、現実でも一人で抱え込まずに、信頼できる人に話を聞いてもらうことって大切なんだなあと感じました。
このワークショップを学校や職場などで開催すると、性教育の授業とはまた別の学びを得る機会になりそうです。自分のことを話すのは敷居が高いけど架空のお題なので、心のバリアを外して活発に発言できるのが魅力。教える人と教わる人という上限関係は存在せず、みんな対等。そして正解はない。このワークショップをもっともっとたくさんの人に体験してほしい!。
次回は12月10日。関心がある方はどなたでもご参加いただけます。特に、学生、就職して間もない若者の皆さん、お待ちしています💕
ご参加してくださったみなさま
ステキな写真をたくさん撮ってくれた「つくるのわデザイン」の瓜生 信汰朗さん、ありがとうございました
ポケット保健室に搭載する動画コンテンツ制作のための資金調達のためにクラウドファウンディングGCFに挑戦しています
あたたかいご支援をよろしくお願い致します